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レオナール・フジタ展
先週友人に連れられて表参道の美容室へ行ってきました。はじめて会ったときから「担当の美容師さんに似てる」と言うので自分に似た人に会ってみたくなったんです。こういう風に見えるのかあ、うふふ。と新鮮な気持ちになったりしました。ひさしぶりにカラーリングをして、最新のトリートメントもしてもらって、さらっさらつやっつやになったのですが「すぐ伸びちゃうって言ってたからちょっと短めにしておきました」と。そう。いまわたしは見事なオンザ眉毛ンヌ。そこでふと思い出したのはレオナール・フジタ。藤田嗣治です。折しも会期終了間近。「フジタさんマジリスペクトっす!」ぐらいに気合い入ったパッツン前髪で観に行ってきました。でもあたし不勉強で、藤田嗣治さんのことは前髪と丸眼鏡しかしらなかったんです。
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真珠のような光沢。アラバスターだと思いました。
乳白色の陶磁器のようにすべすべの素地に迷いのない細い線で描かれる肉体のアウトライン。平筆の波うつ筆跡で表現された柔らかな髪の毛。西洋的で東洋的で洒脱で上品で。白い雲に埋もれていきそうなほどにハイトーンの色調で描かれた世界はほんとうに美しくて。
ただ恐い。目がとても恐いんです。彼は子供の絵も描いてるのだけれども(理想型の子供なのだと言うのですが)これもまた恐い。人間、あまりすきじゃないのかな、とか。何度も結婚したみたいだけど。でも反面でかわいらしい絵付けを施した陶器を制作していたり、不思議なひと。

藤田嗣治が心より楽しんで描いてるであろう対象は紛れもなく猫。猫の絵は生命力に満ちていて飛び出してきそうなほどでした。素晴らしかった。

2階の会場では藤田嗣治がレオナール・フジタになってからの作品。カトリックの洗礼を受けてからの作品は曖昧模糊としたハイトーンの世界から曼荼羅のように細部まで緻密に書き込まれた宗教画の世界へ。まさに開眼したんだなと思いました(白内障の手術うけると細かい物まで見えすぎるようになるとも聞きますけれども>真琴先生の場合)。わたしは逆に単純な線で描かれた仏さまのようなイエスさまの絵がいちばん好きでした。あとランスに建設した礼拝堂の、天使の絵がとてもきれいでした。
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by ynzwysm | 2009-01-20 01:22 | ひとりごと
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