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ルーシー・リー展
@国立新美術館
おともだちから色がきれいでボタンもあってとてもすてきだったと伺っていて、ぜひ行ってみたかったけど、病床の身だったので諦めていたのですが、まだやってる、と気付いて最終日に大急ぎで観て参りました。間に合ってよかったです。ちょうどその日に「ほぼ日」で糸井さんがルーシーリーについて書かれていたので混んでるだろうなと思ってた以上に混雑していて、日本の陶芸人口てすごい!と改めて認識しました。

個性的なのに無口なたたずまい、うすいうすい繊細なフォルム、膨大な釉薬の知識から生み出される独特の色遣いは前評判とおり、すばらしかったです。ラッパがりんごを飲み込んだようなフォルムの花器、花森安治のイラストをそのまま形にしたような鉢。すこし均衡を崩したかたちはとても有機的。以前左右非対称のものにはげしい拒絶反応を示す人がいたことを思い出したり(あなたの顔はいいのて聞きたくなったけどね…ふふふ)。
コーヒーセットの内側は白く、外側のチョコレートブラウンはマンガン釉なのだそう、そのしっとりした質感はブラックコーヒーを注いだらとてもうつくしく際立つのでしょうね、とうっとりしました。
なにより印象的だったのはピンク釉。つややかでなまめかしい淡い桜貝のようなピンクいろ。思えば掻き落しの線も、溶岩釉のぼこぼこした質感(個人的にちょっと苦手な感じでしたが)も、粘土の違いで表現したマーブル模様も貝殻のよう。うつわに貝殻をそのままそのまま映しとったよう。

Lucie Rie ルーシー・リーの陶磁器たち
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この表紙のピンクいろです。孔雀のようなブルーのラインがひいてあってとてもすてき。
生活費の為に制作したガラスやセラミックのボタンはどんなお洋服に使われたのかが知りたかったです。くんにゃりとして美味しそうだった。

会場ではイギリスで制作されたドキュメンタリー番組を見ることができるのですけれども、マンガン釉に金属で掻き落しのラインを引くのもいとも簡単にフリーハンド。観てるほうが息を止めてしまう。制作中に声をかけるのをためらうインタビュアーにも「話していいのよ」と呼吸するように制作するルーシー。轆轤で作品が生まれるさまはとてもとてもわくわくしました。窯から出す時は「『発見」ではなく『驚き』の連続だ」といいます。「傑作だ」というインタビュアーの言葉にとてもうれしそうにかわいらしい笑顔を見せていました。

今回の芸術新潮の特集がとてもとてもよかったです。ルーシーは女性より男性とのほうが仲良かったのだといいます。長居する客人を嫌っていたといいます。白い服を好んできていたといいます。白は拒絶を表すのですってそういえば。すこしがんこそうなスケッチの筆跡を見ているとなんだかわかる気がするのでした。
人気作家となったのが65歳。多忙な日々を過ごし、脳卒中で倒れたのが88歳のとき。作陶しか無いといった彼女が記憶のほとんどを失ってしまって、天に召される93歳までの5年間、自分の作品に囲まれてどんなことを思う日々を過ごしたのでしょう。




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by ynzwysm | 2010-06-25 18:16 | ひとりごと
乙女曼荼羅
高橋真琴の夢とロマン展@八王子夢美術館

ここ数年は少女画の展覧会が続いててわたしとても幸せ。いよいよ本打ち登場、かもしれない、高橋真琴先生の展覧会へいってきました。毎年個展を観に行っているのですが50数年の作家人生から230点もの作品が一同に集まるだなんてもう観る前から武者震いです。乙女相手に。

ああああ

絵そのものがやわらかく発光しているよう…。

デビュー当時の漫画作品や商品化されたグッズ(欲しい!)(しかしなぜこの書体を絵にかぶせてしまうのもったいない!という気持ちも…)、庭の花々やペットのシマリスやうさぎ日常のなかで描かれた愛に溢れたデッサン、先生の使われている画材も展示されていました。キンキンに尖らせてあったセピアの色鉛筆たちに感動しました。各メーカーの微妙な色の違いによって使い分けられてるのですね…。使う絵具はほんのすこし、少しずつ少しずつ重ねてあの透明感にあふれた色彩がうまれるのですね…。

図録を読んで感動したのは絵具の製造メーカーごとの色見本がアトリエに貼ってあって、劣化具合を観察しているのだそうです。絵を買ってくれた人が何年経っても楽しんでいただけるように…なんという心遣い…!



例えば毎日の食事でも生き物から命をもらって自分は生きてるわけですから、「イカさんブタさんにんじんさん、一緒に描こうなっていいながらわたしが代表して絵を描いてるんです。



わたしトークショーに行きたいあまり、抽選ハガキに向かってはじめて模写なんかしてみたんですけれども、模写してみると見えてくることがたっくさんありました。まねっこ大事。花ひとつひとつも、背景の小さな動物たちも、中心の少女とまったく同じ密度なのです。抜きがまったくない、抜きが全くない絵はわたし息苦しくなってしまって苦手なはずなのに真琴先生の作品は違うんです。絵にこめられた祈りがあるからこうも美しく光り輝くのですね…。もうこれは曼荼羅です…。


なんおこの俗っぽさ…。そこはかとなく益若つばさ似なのはなぜなのでせう…。

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宛名面だってがんばったよ
個展では毎年先生が決められたテーマがあります。
「大人の女性は描かないのですか?」という質問に「描きたいことがありすぎて少女を描くだけで精一杯」と答えた真琴先生。



女の子はかわいいということだけでなくて、まず気品があり、優しさ、清潔感、羞じらいがありあり、凛としたところがある、と思うんです。それを見た人が1つでも2つでも感じてもらえるような絵を描きたいんですよ。


100歳になっても女の子を描き続けてください。
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by ynzwysm | 2010-06-18 23:07 | ひとりごと
GLITTER7月号

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「30歳すぎて別れたあなたへおくる30代からまたモテる極秘テクニック」なにその目から汗が出そうな特集…これであなたもモテモテじゃー。待ち合わせしてんのにモッテモテ、グルーミングが上手な小洒落彼氏ちょう不安、な女の子を描きました。ビヨンセさんが着てたドレスです。
あとボディケアのプロセスカットやホルモンバランスを整えてくれるというエストロゲンのサプリのタイアップページ、にも描いております。女性は頑張るぞうって気合い入れるだけで男性ホルモンが出てきちゃうそうですからね…。ひ、ひげガールになっちゃう!怖いわー。
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by ynzwysm | 2010-06-13 13:07 | おしごと
オンナの処方箋
千原編集長時代のGLITTERの人気コーナー「DIVA RULES」が書籍化されました〜。カラフルでハイセンスな誌面がリ・デザインされていて、イラストも一部再掲して頂きました。うれしい!なつかしい!
はじめてGLITTER誌でお仕事したのが2005年の4月号、ほぼ毎号担当させて頂いたコーナーなのでとてもとても感慨深いです。お電話頂いた時の「米沢さんのイラストが人気で」というお言葉、ほんとにうれしかったです。ありがとうございます。ファンメールていうとおこがしいですが応援メールくださった読者さまにも感謝の気持ちでいっぱいです。





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by ynzwysm | 2010-06-05 13:38 | おしごと